今日は(今日も)ECLIPSEのスピーカーを使ったのですが、ヘルマン・ハウザーII世(1959年製)とイグナシオ・フレタ・エ・イーホス(1998年製)をリハで鳴らしたところ、前者は高音から低音までバランスよく音が増幅される一方、後者はその点かなりバラつきがありまして、特定の音はハウリングすらしてしまう始末。

ギターに限らず、楽器の音を一つ鳴らすと、その中には様々な周波数の音が同時多発的に生成され、マイクにも拾うことが出来ない高い周波数や低い周波数が含まれる訳ですが、ギターに限っていえば「表面版が松材よりも杉材の方がマイク乗りがいい」という話を良く耳にします。 杉の方が、マイクが拾いやすい帯域が豊かに鳴るからだと思います。

フレタは一般的に音の成分が豊か過ぎて、生でデリケートに弾いてこそ本領を発揮する一方、僕のハウザーII世は松材なのに何故かマイク乗りがメチャクチャ良い。 生でも勿論いける。 まさにオールラウンダー的存在です。