■「Japan Day @セントラルパーク 2009」フォト&ムービーレビュー

2009年3月20日まで3年間、在ニューヨーク総領事を勤められた櫻井本篤(さくらい・もとあつ)氏が発起人となり、2007年6月に初めてニューヨーク・セントラルパークで開催されたJapan Day。 イベントの趣旨は、1)日本文化の紹介を通じた日米市民の交流と相互理解の促進、2)日本人を暖かく迎え入れてくれているニューヨークへの感謝の表明、3)在留邦人や日系米国人など日本にゆかりのある方々の草の根交流と連帯強化、だそうで、来場者数は第1回の2007年度は約2万人、第2回の2008年度は約4万人、そして第3回の2009年度は昨年をも上回る4万5千人以上に達しており、既にニューヨーク内最大規模のボランティアイベントの一つとなっています。 

イベントの会場となったのはセントラルパークの北東にある「East Meadow」と呼ばれる敷地。 5番街に隣接している為アクセスしやすく、高低差が緩やかで、ピクニック、スポーツ、日光浴等々、色々なアクティビティーに使われる人気スポットのようです。


過去2回のJapan Dayは丁度イベント当日に日本にいた為参加出来なかったんですが、今回はメインステージのパフォーマーとして参加。 空き時間がたっぷりあったので会場内を隈無く撮影してきました。 各ブースのジャンルの幅広さにも驚きましたが、途中かなりの数の外国人コスプレイヤーにも遭遇し、日本アニメの影響力を改めて思い知らされました。

これが会場のマップ。 主に日本の文化を紹介する十数箇所のブースとメインステージで構成されています。

とにかく凄い人の数。


入り口を入るとまず最初に見えてくる「Hello Kitty」のコーナー。 着物を着たキティーちゃんと写真撮影が行えるようで、長蛇の列が出来てました。

当日はかなり温度が高く、キティーちゃんも30分に一度は休憩の為、スタッフに付き添われブースからバックステージへ避難。 お疲れ様です。

次は伊藤園提供のコーナー。 伊藤園のお茶缶、ペットボトルが無料で配られていました。

ロボット相撲のコーナー。

将棋コーナーと、囲碁コーナー。 どちらもかなりの数の外国人が並んでいました。


囲碁のブースの外ではアメリカ人の男性がルールの解説を行っていました。

習字コーナーと折り紙コーナー。


茶道のブース。 表千家の方々がお点前のデモンストレーションをしていました。 こちらも立ち見が出るほどの大盛況。

織物のコーナーまでありました。

織物コーナーの隣には無料の日本食提供スペース。 餃子、牛丼、讃岐うどん、味噌スープなどが提供されており、人気のある牛丼、餃子には物凄い長蛇の列が発生。


そしてここがメインステージ。 Japan Dayは朝10時から夕方5時まで行われましたが、メインステージでは10時から12時までの第1ステージ(クール・ジャパン)、12時半から14時までの第2ステージ(トラディショナル・ジャパン)、14時半から17時までの第3ステージ(コンサート)、と各ステージにそれぞれテーマが設けられ、様々なパフォーマンスが行われていました。 第1部は和太鼓、三味線、コスプレショー、そしてチンドン屋が会場内を練り歩くパフォーマンスが行われ、第2ステージは空手のパフォーマンス、や御輿パレード、盆踊り、そして第3ステージでは5組のアーティスト達によるコンサートが行われました。

メインステージを通り過ぎると、歌舞伎フェイスペインティングのコーナーと、お箸を使ったゲームのコーナー。


この他にもヨーヨーが遊べるコーナー、ストレスチェックや健康診断が無料で受けられるブースがありました。 またこれらのブース以外でも様々なアクティビティーがあり、大縄飛びのコーナーは特に人が集まっていました。


TV取材と思われる、着物姿のアメリカ人リポーター。

日本人、アメリカ人を問わずかなりの数の人たちが着物姿で来場してました。


あまり日本文化に関係なさそうなパフォーマンスも。

そして、着物姿の人達以上に遭遇したコスプレイヤーの方々。

某ブラザーズの○ーチ姫?


デ○ノートに出てくるキャラ?

分りません・・・。



FFVIIのセフ○ロス。

第1期と第2期のシャッフル放送が話題のハ○ヒさんが混じってます。

全員集合。






ここまで一通り会場を回ったところで、丁度メインステージ第3部の開始時刻間近となったのでカメラを後輩のS.F.氏に預けバックステージへ。 第3部の出演順は村治奏一、増田太郎さん、Yaz Band川嶋あいさん、orange pekoe。 それぞれ15分~30分、パフォーマンスしました。




野外で、しかもこんなに大勢の聴衆の前で演奏することは初めてだった上、ステージリハやマイクテストもなく、返しのスピーカー音量もかなり小さかった為、本当にクラシックギターの小さな音がお客さんに届いているのかと、かなり不安な気持ちで演奏してました。




ステージから少し離れたところには録音機材用のテントもありました。




演奏後のインタビュー。 Bob Dylanの事をメンションされるとは思わなかった。。。


この後は増田太郎さん、Yaz Bandのパフォーマンスと続き、、、

川嶋あいさん登場。

最後のパフォーマー、orange pekoe登場。

そしてフィナーレは第3部出演者全員でカーペンターズの”Top of the World”を演奏。 聴衆も全員一緒に歌って、Japan Day 2009は閉幕したのでした。

Japan Dayはメインステージや各ブースの催し物以外にも、当日朝8時からはセントラルパーク内を走るジャパンラン(マラソン)が行われ、5000人近くが参加。 2009年の世界陸上で日本代表の渋井陽子選手も参加しました。 これ程大規模なイベントを実行するのは本当に大変だと思いますが、今後も是非継続していって欲しいと思います。