瀬津雅陶堂で行われた鼎談会を聴講してきました。

(左は長次郎、右は常慶の黒楽茶碗)

千利休と密接な関係にあった樂家初代の長次郎から数えて十五代目の樂吉左衛門氏(右)、武者小路千家十五代次期家元の千宗屋氏(中央)、そしてこの鼎談会の主催者で瀬津雅陶堂社長の瀬津勲氏。


室町時代に描かれた水墨画と、同時代に生まれた楽茶碗に垣間見える意外な共通点や、”表現者”として捉える茶人・千利休、茶の湯と20世紀音楽、果ては海外コミックと日本のマンガの比較から考える、日本独特の美意識に到るまで、実に豊富な内容の鼎談会となりました。